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接客部の高山です。
今回は公正遺言証書とエンディングノートの違いについて説明致します。

公正遺言証書とエンディングノートの違いを一言で表すと「法的効力の違い」だそうです。
公正遺言証書には法的効力があり、エンディングノートには法的効力がありません。

エンディングノートは思い立ったタイミングで、書きたいことを自由に書けますが、その内容をその通りに実行する義務や効力はありません。
公正遺言証書は決まった形式や基準を満たさねばならない分、その遂行は義務となります。

このようにみると、この二つは似て非なるものだということが分かりますね！
ただどちらにせよ「終わり」に向けてこのような準備をしておくことは、遺された方々の混乱や争いを避けることにも繋がると思います。

例えば、エンディングノートの話題に少し戻ると「家からたくさん持ってきた遺品が全部はお棺に入れられないことが判明した」という事態が起こったときに、「故人様が入れたい遺品の優先順位を書いてくださっていたことにより、ご遺族様が迷わず入れる遺品を選ぶことが出来た」という事例を拝見したことがあります。

自分の最期について考えるのは少し怖いかもしれませんが、自分の終わりについて考え、意思表示をする、ということはご自身の終わりをより良いものにするだけでなく、ご家族様にとってのメリットにもなるのだな、という印象を受けました。

皆様もぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか？
ここまで読んでいただきありがとうございました！(*^^*)

こんにちは！接客部の高山です。
前回に引き続き「エンディングノート」について取り上げていきます。
「エンディングノート」とは、自分が亡くなる前や亡くなった後に備えて必要な情報を記載したり、近しい人に意思表示をするためのツールです。

エンディングノートに記す内容としては、

・延命措置の必要がある場合、延命措置を希望するのか
・動けなくなった時の介護の方法
・もしものときに連絡して欲しい方のお名前やご連絡先
・どのようなときに連絡して欲しいか（ご入院、ご危篤、ご逝去、ご葬儀のときなど）
・財産について
・葬儀の際どのような規模で、どのようなご関係の方までお呼びするか
・形式はどうするか（仏教、キリスト教、無宗教、火葬のみ　など）
・お付き合いしているお寺様がいらっしゃるか、またそうであればお寺様のお名前や所在地
・棺に入れたいお品の種類
・ご家族へや親しい方へのメッセージ

など、ここには書ききれないほど多岐に渡ります。

この他にも、私の知人の事例をあげると「もしものことがあったらこの写真を使ってほしい」と写真を挟んだり「引き出しの二段目は見ないでほしい」といったようなことも記入していました。

このように、エンディングノートは遺された方々がもしものときにどうすれば良いのか迷わないための指標になります。
財産のことなども内容に含まれるため、公正遺言証書と混同しそうになりますが、実はその二つには明確な違いがあります。
次回の記事ではそれらについて取り上げたいと思います😊