般若心経について③

般若心経の記事について引き続き担当致します梅崎です。

今回は般若心経の構成についてお話していきます。
構成は以下の通りです。

起　お釈迦様の弟子と観音菩薩の対話
承　空の思想１
転　空の思想２
結　「真言」マントラ　　　
　　
この四つのパートに分かれています。
空の思想が２つのパートを占めているのは般若心経の中心だからです。

［空＝すべてのものに実体がないこと］

これには私たちが感じること、思うこと、認識することのありとあらゆる事柄があてはまるとされつつ、目に見える物体には実体がないと伝えた上で何も存在しないという虚無主義についても否定する考えを般若心経で説いているようです。

最後に私が般若心経の中で好きな一文を紹介します。

無限界　
むげんかい　

乃至無意識界　
ないしむいしきかい　

無無明亦　
むむみょうやく　

無無明尽
むむみょうじん

早口言葉のようで言いたくなりますね！

今回は般若心経についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか？
般若心経は多数の解説本が出版されるほど奥深い意味が込められています。
約３００文字程度でお経の中でも短いとされている般若心経ですが、言葉の意味を知ることで心が楽になると言われています。心を落ち着けたい時や気分の疲れを癒したい時には是非唱えてみるといいかもしれません。

それではまた次回もよろしくお願いします。